ヒーローイメージ

IT'S NOT ALWAYS CALM

江刺家愛の波あり人生

2018-08-18

命を思う

小さな子供とそのご家族を対象とした、魚を知って魚を食べようみたいな催しが、テレビで放送されていた。どこか地方の漁港で、生簀の中や氷の上には旬の魚から地元ならではのものまで、様々な魚介類が入っている。どれもピチピチピカピカ、飛び跳ねんばかりの勢いに大歓声が上がっていたが、いざ料理の段階になると子供達に不安の色が生じてきた。そしてまな板の上で三枚におろされ始めた途端、くっさ〜い!との声が上がり、中には鼻をつまんで顔をしかめる子もいた。すると、お料理を教えていらした板前さんは包丁を静かに置いて、『臭い、言うな‼︎』と一喝。見ている者の背筋を伸ばすようなキリリとしたその声には、魚を扱う人の誇りと魚への感謝の気持ちが込められているように感じられた。小さな切り身一つにしても、また黒茶色のワタにも、ザラリとした皮にだって尊い命があったのだ。命を考えるお盆や終戦記念日に、早くも秋刀魚が並ぶ魚屋さんの前で、ふと思い出した一言でした。

2018-08-10

バター革命

もう何年もバターを口にしていない。パンにもお料理にも使うのはもっぱらオリーブオイルで、ここ数年私の食生活に登場することは全く無かったそれがたまたま食べたひとかけらで、バターにときめきを感じてしまった。小学校の同級生に、10何年振りかでばったりと会い恋してしまったかのように。それは母が残したトーストで、小腹がすいていた私は何の気なしにヒョイと口へ入れた時の事。母はたっぷりとバターを塗っていたので、噛んだ途端にジワ~と濃厚な油が舌にひろがった。するとその動物的旨味に、忘れていた食の本能が目を覚まし、体の奥からもっとくれ!くれ~!との叫び声が上がり始めた。しかも、八丈島のバターを御所望。八丈バター、海風と八丈富士が作り出したお味は、さらりとしていながらも香りが強い。バターの塩加減やコク、滑らかさなどの違いは、作られ牧場の土壌や風土がとても色濃く反映されているような気がするが八丈バターはのんびりとした八丈島らしい豊かさが凝縮された感じ。赤いハイビスカスでおめかしした、おすまし顔の牛さんラベルも、またご愛敬。

2018-08-03

ストローの行方

子供の頃、自分用のストローがあった。ト音記号の形をしたガラス製で、ジュースを吸い上げる度、透明のト音記号がその色になるのが楽しくて、夏の間、ほぼ毎日使っていた。コップの縁にあたるとリンッと涼しげな音をたて、口に触れた感触は滑らかで、飲み物が柔らかく感じられた。割れたら大変!と飲む時はふざけないようにしたり、慎重に洗うよう子供ながら気をつけていた。こんな事を思い出したのも、ここ最近各国のカフェでストローの提供を無くそうとの動きがあると聞いたためだ。プラスチックゴミの誤飲による動物への影響を食い止めようと、ストローの使用をやめたり、素材を変えたり、中にはストローキープが出来るお店も出てきているのだとか。何年か前に話題になったマイ箸のように、マイストローを持って出かける方も増えるかもしれない。そうそう、幼い頃にタンポポの茎が空洞なのを知り、これをストローにしてみようと口にくわえた事があった。青臭く直ぐに吐き出したが、動物がプラスチックを飲み込んだ時の苦みはどれほどのものだろうか。

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AI ESASHIKA

初めまして!江刺家愛と申します。
私はラジオパーソナリティ、MC等をなりわいとしています。鎌倉育ち、海が大好きなアナログ人間です。
今までWSF、ボディボードを経験し、現在はロングボードを楽しみつつ、貝集めて、ゴミ拾って裸足でのんびりしています。
最近、小さくなっていく砂浜が心配です。増えていくゴミが、切ないです。いつまでも、澄んだ海で、美しい日本でありますように。
これから、私の日常の中でのAlohaな出来事や出会いをお届けします。
少しでも、あなたの生活に潤いが生まれれば、嬉しいです。

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